妊娠を続けるかどうか、選択しなければならないとき

過酷な難しい選択に苦悩しているあなたへ

今、産む/産まない選択を迫られている状況は、100人いれば100通りであり、1人ひとり異なります。
たとえば…

  • 妊婦健診時、エコー検査にて胎児の異常を指摘された
  • 安心するために受けた出生前検査によって指摘を受けた
  • 重度の障害が認められ、生まれてきても長くは生きられないと告知された
  • どんな子でも産みたいのに、周囲からの反対を受けて思い詰めている
  • 妊娠したことについて、誰にも相談できない
  • 子どもを産みたいけれど、育てられる環境が整っていない
  • 妊娠がわかった後、パートナーにも親にも産むことを猛反対されている

どのような状況であっても、「産む」・「お別れする」という重大決断に対して、この先、自分が選んだ選択に責任を持つ人生を歩むことになります。

「自己決定の真の意味」とは?

じっくりと以下のメッセージを読み、自らが選ぶ必要性を理解してほしい

“どのような選択をしようとも、「後悔」をせざるをえないときはきます。そのときに、それでもあれだけ苦しみながら自分で決めたことだから、と思えるかどうかです。仮にそう思えるのでしたら、その「後悔」も乗り越えることができるかもしれません。自己決定の真の意味はそこにあるような気がします。”

“人生は選択の繰りかえしです。生きることとはみずから決めて前に進むことといってもいいかもしれません。なにかを選ぶためには確かに情報がいります。ある選択をおこなえばなにが生じるか、それを事前に知ることができれば「正しい」選択をおこなうことができるかもしれません。しかし果たしてほんとうにそうなのでしょうか? (引用文献 p.240)”

“私たちは未来を確実に知ることはできません。いわゆる情報化社会における「情報」とは多様であり相対的なものです。情報量が増えれば増えるほど、それは断片化し相対化されて全体を把握することが難しくなります。そんな情報をいくら集めても未来を見とおすことなどとてもできそうにありません。(引用文献 p.240)”

“根拠があろうとなかろうと自分自身できめることができれば、たとえそれがつらく苦しい状況をまねいても、おそらく後悔することは少ないでしょう。ほかの誰でもない自分自身で決めること、すなわち自己決定は、原理的にその選択の正しさを保証するわけではもちろんありません。しかし間違いなく自分の生を生きることになる、それだけは保証してくれる。(引用文献 p.241)”

引用: 室月 淳, 出生前診断の現場から 専門医が考える「命の選択」, 集英社新書, 2020.

 

1人で抱え込まないで

「産む」・「お別れする」という重大決断に対して、この先、自分が選んだ選択に責任を持つ人生を歩むことになります。

しかし、お腹にいのちを宿した母親だけが背負わなければいけない問題ではありません。
妊娠に対して、子どもの母親と父親がともに責任を持ち、選択する必要があります。

他者に相談しても、最終決断をするのはお子さまのご両親です。
父親は自分の身に起こっていることではないため、母親に「きみが望むようにしたらいい」と判断をゆだねるかもしれません。
そのような対応に苦しむ女性は非常に多いです。

どうかお父さんも自分事として、お腹に宿ったいのちに向き合い、お2人で一緒に最終的にどうするのかを選択してください。

これほどの過酷な難しい選択をお母さん1人に背負わせることがないよう、どうかお願いします。

考えるための情報を得る

いまのあなたの状況を教えてください。

お別れすると決心したあなたへ

産むと決心したあなたへ

出生前診断を受けようと考えている方